G7サミット配偶者プログラムにて
傘鶴(さんかく)が使用されました。
世界各国から届く折り鶴を再利用し、和紙に漉き込んで作成した紙【紙鶴(しかく)】を使用した和傘【傘鶴(さんかく)】が、G7サミットの配偶者プログラムにて使用されました。各国に広島の平和の想いが広がることを祈っています。
- G7サミットでの様子がテレビで放映されました。
About
平和の願いを込めた特別な和傘
「傘鶴 (さんかく)」。
世界中から広島に届く折り鶴を細かく切って和紙に漉き込み、その和紙を使って和傘「傘鶴 (さんかく)」を作りました。
平和への願いだけでなく、時代とともに衰退していく日本の伝統技術を継承したいという思いも込められています。
「傘鶴 (さんかく)」は、傘を開くように平和への願いを世界に広げ、日本の伝統美を未来に繋いでいきます。
世界にひとつだけの和傘「傘鶴 (さんかく)」をお楽しみください。
傘鶴(さんかく)プロジェクト
世界中の人々が広島に折り鶴を送り、平和を祈っています。折り鶴に込められた平和への願いを形を変えて、世界に伝えたい。そんな想いから、傘鶴(さんかく)プロジェクトはスタートしました。
私たちのプロジェクトに賛同いただいた広島市から折り鶴をご提供いただきました。
Process 折り鶴が和傘になるまで
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折り鶴をひろげ、折り紙にもどす
折り鶴を一つ一つに分けた後、各色ごとに仕分けを行います。
一羽ずつ丁寧に手作業で、折る前の状態に広げなおします。 -
折り紙を細かくする
色ごとに分けた折り紙を細断し、一定の量で更に仕分けを行います。
細断後の大きさや形は、和紙へ漉き込んだ際の状態を考慮し決めています。 -
和紙を漉く
折り鶴の紙片を漉き込むことで特別な和紙が完成します。
紙片が均等になるように溜め漉きを行います。
そこには和紙の厚みを揃える職人の技術が活かされています。 -
傘の骨組みを作る
親骨は竹を削り、小骨はとげなどを取り除き、きれいに仕上げます。
ろくろに木綿糸を使用して親骨と小骨を取り付けます。
そのあと、親骨の中節に小骨の小割をしてあるところを挟んで糸で繋ぎ、しばらく絞めて置いておきます。 -
骨に傘布を貼る(完成)
傘に和紙を貼る前に親骨を均等に広げます。
軒に軒紙を貼り、折り鶴の紙片を漉き込んだ和紙を貼ります。
和傘の帽子(天辺)を取り付け、傘の小骨とろくろの周りに糸を張り、和傘が完成します。
Products
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傘鶴(さんかく)
カラー
日本の伝統美と平和への願いを込めて作られた、世界にひとつだけの和傘「傘鶴(さんかく)」。
この和傘は、手漉き和紙職人が折り鶴の紙片を漉き込んだ特別な和紙を使用しています。和紙の繊細な美しさはそのままに、折り鶴に込められた平和への願いは、和傘職人の手で特別な和傘に生まれ変わりました。和傘の帽子(天辺)には広島県の備後絣(びんごがすり)を使用しています。広島の素材を使った、上品で華やかな和傘の美しさを演出します。
傘を広げるように平和の願いを世界に広げ、日本の伝統美を未来に繋ぐ「傘鶴(さんかく)」をお楽しみください。